〜教室での受講をお考えでない方も参考になればと思います。また、体験してみたい方や、教室での受講をしてみたい方については本ページの「5」をご覧ください。テンペラ作品も掲載しています。
イタリアを中心に生まれた古い絵画技法、それは現在まで新たな絵画材料や様々な手法が発見、開発された今日までの500年の時を超えてなおも人々を魅了し続けています。
卵黄テンペラ画の柔らかな色彩、質感、表情、空気感を好む人は多く、私自身古典絵画卵黄テンペラのファンとして少しでもこの魅力ある素材の良さを知ってもらいたいと思っています。
詳しくは以下をご覧ください。
「1」テンペラ画について
テンペラ画はイタリアルネサンス(15世紀)頃には既に描かれていた技法なのです。
テンペラとは、ラテン語のテンペラーレからくる言葉で、混ぜることを意味します。
絵画では粉末の顔料を結合するために使うものならを指します。
しかし、今日では単にテンペラという場合、卵黄テンペラを意味することが多い。
このテンペラは即座に乾くが、完全に乾燥していなければ、ごく簡単に剥がすことができる。
乾くとパステル調の落ち着きのある艶消しの色合いが魅力です。また、削ったりグレーズで色調にニュアンスをつけたり容易に行え、多彩な表現が可能です。かわりにグラデーションのような効果は苦手で、それらを補うためにハッチングの手法が必要になります。これもまたテンペラ画の特徴の一つと言えます。
テンペラには、ここで紹介した「卵黄テンペラ」のように油を含まないものと油と混合させたエマルジョンを使って描く「テンペラグラッサ」があります。卵と油のエマルジョン(乳濁液)は水と油の性質を持っているので、乾いていない油絵表面に描くことができます。
その標記は、混合技法または、油・テンペラと表記されることがあります。
「2」テンペラ画を描いてみたい方へ
以下の項目に当てはまる方はぜひこの機会にチャレンジしてみてください。希望に応じて講座を開講致します。
・古典絵画は初めてだけど興味がある方。
・これまでの油彩画や水彩画とは違う素材や技法で描いてみたい方。
・卵黄テンペラ画を体験してみたかったが直接触れる機会がなかった方。
・材料も高そうだし、何から始めればいいかわからなかった方 ・・etc
◆ 作品制作を通して、制作過程と絵画の歴史も知るとまた楽しくなります。
ご興味のある方は、経験の有無に変わらずごお気軽に相談ください。
◆現在ではテンペラ顔料も10年前に比べれば高いもので倍近い価格となっているものも少なくありません。その他の材料
も決して安いとは言えませんが、一度に全て揃える必要はありません。
一旦揃えて仕舞えば、よほど品版に描いていなければすぐになくなるものではありません。また、少なくなった顔料のみ
補充すれば良いので思うほど大変なことはありません。
本気で取り組んでみたい方へできるだけスムーズに始められるように、以下参考になれば幸いです。
「3」卵黄テンペラの始め方
現在、テンペラ画の材料を1度に揃えようとすれば2万円程度はかかると思います。
オンラインストアのある画材店などで割引安などあれば少し安くはなるかと思います。ちなみに通販例 として、世界堂オンラインや夢画材などがわかりやすかもしれません。
「執拗な顔料!この12色はそろえておきたい!」
1、赤(カドミウムレッド)2、青①(ウルトラマリン)3、青②(セルリアンブルー)
4、黄(カドミウムイエロー)5、緑①(ヴィリジャン)6、緑②( )
7、茶①(バーントシェンナ)8、茶(バーントアンバー)9、茶③(イエローオーカー)
10、黒(ピーチブラック)12、 白(チタニュウムホワイト))
以上で¥8.000代になるでしょう。
描く支持体としては、本格的に行う場合、パネル、白亜地または石膏下地を作ります。以下のA~Eが必要です。
しかし、アクリルジェッソかアヴソルバンなども可能です。また、初めは水彩紙にそのまま描くかパネルに水張りした水彩紙にジェッソかアブソルバンを塗った支持体を使うのが良いでしょう。
A、白亜またはボローニア石膏(画材展またはオンライン通販で購入可)〜ジェッソかアブソルバンでも良い。
この場合は、以下、Bは必要ありません。
B、膠(つぶ膠またはグルー膠)130g ¥1386(画材展またはオンライン通販購入可
C、パネル(パネルはSMまたはF3号くらいから)SM ¥500~600(画材展またはオンライン通販購入可
D、卵 (スーパーで購入)
E、防腐剤〜酢とともに使用するが、ない場合は酢だけでも可。(防腐剤は画材展、酢はスーパーで購入した)
(他)精製水(薬局、ドラック関連で購入)
「4」一般的に売られているテンペラ画キットの例(2023年)
驚かないでくださいね!
先に述べたように、制作キットのように全てがそろっていないと描けないわけではありません。
まずは、必要な顔料を購入、これだけで、あとは卵と酢、ペインティングナイフ(プラ製)
があればOKそれ以上は、制作が上達して、必要に応じてで良いと思います。
絵は、画紙にも描けます。まずは、紙にかいて練習することをお勧めします。
描き方は、専門書、SNS、教室などで学ぶことができます。
以上、本教室での体験もできます。また、継続の受講の場合は、少しずつ必要なものをそろえて行くこともできます。
毎週は時間が取れなくても月に1〜2回の受講をおすすめします。
(テンペラ画について、テンペラ画の基礎、材料用具、色の使い方、基本的技法など)180分 ¥4000
下描きから完成まで、3時間で完結。
■取組は以下の内容です。手ぶらでお越しください。持ってくるものはやる気だけです!
・支持体: 水彩紙サムホールサイズ(22.7×15.8㎝)に描く!
・テーマ : 静物画。りんごなど果物など最初のテーマとしてと胡桃やすく、制作方法など伝えやすいものをことらで準備させていただきます。
・受講料: ¥4000 (講座料、必要な顔料、卵、器、他、画紙等必要などの材料、含む)
体験及び受講相談の方はお気軽に連絡、ご相談ください。
連絡方法はHPトップをご覧ください。
以下の写真の制作の取り組み詳細は、新ページ(◆制作過程あれこれ)の卵黄テンペラで描くの項で詳しくご覧ください。


水彩画用しに制作
石膏下地の場合の材料と用具・準備!
(以下の取り組みを簡易的な方法では、ジェッソやアブソルバンなどを使うことも可能です)
一晩不破化した膠と湯専用の鍋と電熱器
パネルに貼るための布(天竺木綿シーチングという)をカットしたところ
顔料とボローニア石膏(または白亜)
陶器の皿、刷毛、etc
石膏を塗った後
湯煎中
乾燥中
石膏を入れるボールと顔料チタニュウムホワイト、亜鉛華
平滑に研磨
卵黄テンペラ画

テンペラグラッサ+油彩=(混合技法)