12月 アトリエアルテ講師 F0号アクリル画制作風景!
2023年12月22日冬至
朝積もりました。この後も雪は降り続きましたが午後は日差し見られてなんだか安心な気持ちに!
明日は、所用のため臨時休業いたします。
アクリル画は油彩画のように繊細なグラデーションは得意な素材ではありません。淡彩画ではなく場合を除き、重ね塗りをする場合は、テンペラがのようにハッチングで濃淡を出すこともありますが、私の場合今回のような場合はヤスリをかけ、クッキリしすぎて良くない部分を曖昧にした後で、薄塗りを繰り返しながらイメージに合う表現まで繰り返したりします。
少しグラスの中を明るく描きすぎたので、次回書き込む部分を鉛筆で描いて鏡を終えました。
次回は、本来の角度とは少し違う角度のガラスの屈折(コントラストを)取り入れて描くことで狙い通りのイメージができるように思います。
時間の取れる短時間で描いています。日にちをかけてのんびり進めます。
今回はいつもと少し違った進め方を試してみました。
白い絵の具を薄く全体(あるいあ部分にかける)薄白がけ、これはいわゆる混合技法(油彩・テンペラ)で行うものとは少し違う意味合いがある。ここでは単にグラスを中の屈折やぼやけ具合を出すのと、色彩多少明るめにしながら進めて見ようとた狙いから。
季節の植物を描く 水彩画
子どもも本気の基礎デッサ!小学生の基礎デッサンコースというのは現在ないのですが、たっての申し出に特別に子ども教室の日時とは違う一般の時間帯で行いました。90分での取り組みでしたが、大人顔負けの集中力。
受講料は一般教室同様の設定で行いました。
11月3日(金)〜11月12日(日)まで、第1回 国東市民美術展開
前国見惣国高校体育館を展示会場にして、開催されています。教室生徒さん作品もデッサンやアクリル画を含め12点出展させていただきました。
会場には絵画以外にも様々な素晴らしい作品が転座されていて、見応えのある美術展ですぜひ見ていただきたい。
県信美術展
教室生徒さん展覧会出展!
今回教室生徒さんから、県信美術展に出店しています。
10月20まで開催
金色の額縁『弥勒思唯像」
水に溶ける鉛筆!を試してみる。2023年9月
本紙のように給水の強い上地は修正しにくい。比較的吸水性の低めの紙がおすすめ。もう一枚同じ構図で描いて、これはごく薄い色を添えた。
墨絵に添える色彩のように朱と緑の二色程度の方が雰囲気がいいと思うが、私自身はやはり色は添えない方が本来の面白さがあるように感じた。
鉛筆のシンはとてももろいのであまり力を入れて削がない方が良い。軽い力でも問題なく描ける。
描き方の工夫もまだまだ発見がありそう。
2023年 この夏のアートレポートⅡ🎨~お盆編~
現在、国東半島六郷満山岩戸寺の襖絵を制作中の美術家遠藤ももこさんの制作スタジオにおじゃましました。 ※作品は部分のみ撮影。
ご縁あって制作現場の取材をさせて頂いています!。遠藤ももこさんといえばピンク色の作風が印象的な作家さん。
昨年大分市のアートプラザで開催された「それぞれのPINK展」が記憶に新しいところですが、精力的な創作活動と多様な美術表現で見る人を楽しませてくれるとともに、ワークショップやエデュケーション現場では→気さくなお人柄で、誰もが楽しめるアートの魅力を発信され続けています。
さまざまな課題が山積する昨今→明るいピンク色が纏う柔和で艶やかなイメージにほっこり😌
すでに室内に設えた襖絵を見ることはあっても、制作の真っ只中や経緯に触れられる機会は一生のうちにこれっきりな気がするので、臨場感に浸りつつ…
張り子レポーターのおにえちゃんといちごいちえちゃんも、さ吉くんを巻き込んで取材を継続中👹🍓大変お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました🌻
【ななせアートスタジオ】より。
<夏のリポートⅠ>
岩戸寺庫裏の改装中の風景。
雨のアポ無し突撃取材のため→岩戸寺のご住職は盆参りに出掛けられており直接お会いできませんでしたが、電話での取材に成功しました☎
後日レポート予定です。
皆さま、暑いのでくれぐれも体調管理にお気をつけて!
写真の空間部分に襖絵がか入ります。これはその一部。襖は全8枚。
みじかな場所、みじかな花を描く!
SMサイズ。クアンバスアクリル。
庭のジャーマンアイリス。そして花開聞きzつたチューリップ。
キャンバスにアクリルで描く! 薔薇と柘榴制作工程 画像あり
アクリル画の描き方はさまざまです。以下の方法はアクリル画を始めた人にもわかりやすく進めています。
私自身も時にこうした方法で描いていますが、実際はここで示していない細かな工程があります。
それらのほとんどは多くの作品を描く中で個々において学び取ったもので、経験値からくるものなのです。ですから、解説する方がうややこしくなります。あくまでも以下の工程は大きな流れであり、描く人の工夫でもっと良くなってゆきます。
① 最近のキャンバスは、油彩、アクリル兼用も多いが、今回使用したのは油彩用のものを通常の表を裏にして貼ったもを使用した。いつものより多少荒さがある。裏面の麻地には、目止めとしアクリルジェルメディウを使用。水で薄めずにヘラで直接キャンバスに塗る。(画像はありません。これは、キャンバスに着彩する過程でできる自然なムラを狙ってのこと)また、グレーズした時に単調な画面にしないため。
※グレーズとは、透明な色の絵の具(何色でも良いが、作品の効果を意識した色を選ぶ)をごく薄くぜんたいまたは部分的に塗ることで次に来る絵の具を効果的に生かすためのもの。色彩の深みともかかわる。
薔薇は吊るしてドライフラワーにしたもの。壁に止めるまでにポロポロと大きな花びらが落ちて小さくなった。
(教室講師)
①今回は、油彩画用キャンバスを裏にして貼ったものを使用。麻の生地の自然な色合いを利用する。画面は、下図を転写して簡単な着彩したもの。
②全体にグレーズを施す。
色は、こげ茶と紫
※色名はわかりやすく言い換えています。
③こんな感じで進めています。
ライティングはやめて自然光で描くことにしました。
④グレーズ中〜
薄く見えますがこう少し濃くなっています。画面の端々にシミが現れてきました。これは最初の地塗り時で予想したもので問題ありません。
⑤グレーズで全体的に少し暗めの画面になります。次に明るい色(白を多めに入れ色)で明るい部分を描き出す。白色浮き出しという。
⑥白色浮き出し。
ここでは、簡単に行う。
アクリルでは(ぼかし)出しにくいため、ハッチングの効果や刷り込みまたはスタンピングなどが有効。
⑦ここまで⑥の段階からかなり描きこんでいます。(撮影するのを忘れて進めてしまった!)明るめの色でグレーズを1度済ませ、さらに描きこんでいる状態。
⑧明るめの色で再度グレーズする。朱色+白の淡い色を画面全体にかける。(柘榴だけでもよいが、背景に作ったシミがうるさくならないように多少抑えるため。
⑨柘榴に使用した様々な色と高めのコントラストが和らいで、落ち着いてまとまってくる。多少ぼんやりとした感じにもなるが、それでいい。
⑩さらに描いて完成!P3号「薔薇と柘榴」イメージしたより描きこんでしまった。もう少しぼんやりと、細部にあまりこだわらずにまとめたかったが、今回はここで筆を止めた。
制作て使用した2種類のグレーズ色。A。最初は右のこげ茶+紫
B・中盤は左の朱色+白(場合によりジョンブリアンという肌色)も少々加える。Bは、2度使用した。最後に目止め、グロスポリマーメディウム又はジェルメディウムを1:水3〜4程度で解いて全体にムラなく塗って完成。
使用したパレットと色。
薔薇・蕾の頃
F・サムホール号 キャンバスに、アクリル
(教室オーナーyoshimitshu)
F4号水彩紙 テンペラ(教室 staff ayumi)
ガラス器
F0号 キャンバスに、アクリル(教室オーナーyoshimitshu)
オレンジのガラス器
F4号水彩 (教室オーナーyoshimitshu)
左のゴンフォスティグマの花の背景は、色の浸潤と滲みで単調にならない画面にし鉢植えから見た愛らしさをそもまま表現しようと思いました。一見、日本画のようにつや消しのマットな感じが心地いい。
右のオリーブは、背景を明るめにしてみました。・・ナチュラルな麻布の色合いを残そうかとも思いましたが、多少ハイキーに扱う方が、オリーブの新鮮さに合うように思えたから。オリーブは、平和と知恵の花言葉を持つ植物です。 (教室オーナーyoshimitshu)
〜教室のいいところピックアップ〜
教室には受験を含め、4つのコースがあります。水彩画、基礎デッサン、油彩画、受験対策
ですが、希望のコースのまま他のコースの体験も可能です。むしろ様々な体験をしてほしいです。また、どのコースでも日時そのままで自由にいつでも変更できます。さらに、年に1~2回教室から提案する体験講座(いつものコースの時間帯のままで構いません)例えば、陶芸、コースター制作、版画(ドライポイント、エッチング(銅版画)、簡単バードカービング(バルサ材使用)、など等、いつもの時間帯でワークショップのように短気の制作を行います。もちろんやってみたいという希望があればということです。様々な美術の楽しみを知ってほしいと思っています。
教室では、デッサン基礎を受講される方が増えています。・・
基礎デッサンではありますが、あまり難しくとらえずに、取り組みやすく楽しいものから始めても構いません。
描くという事を自由に楽しみとして教室に来られるのもいい。自己のスキルアップを目指して受講されるのもいい。
アルテでは生徒さんの考えを聞いたうえで充実した時間を過ごしてもらえるように努めたいと考えます。
ただし、基礎基本と言っても以下の3っの幾何形体以降は、個々の課題を考慮し、日常の様々なモチーフを使ってデッサンをしてゆきます。
幾何形体を行う理由。
①正方形 ②円柱 ③球、この3つを描く過程でデッサンんの基礎である3っの感(質感・立体感・空間感)をはじめ、鉛筆の扱い方、選び方、まっすぐな線の弾き方、形の捉え方、比率、量感、円の描き方、光の捉え方、等々。
僅か3つの幾何形体を描くだけでも多くのことが学べます。少し退屈に感じる人もいるかもしれませんが、焦らずゆっくりと構えてこの工程を終えたら日常の事物や風景なども描いてゆきす。
※(幾何形体は石膏でできた白い四角形や円柱、円などの練習用モチーフ)
以下、画像は基礎幾何形体に取り組んだ各生徒さんの作品です。
いろんな素材で学んでゆきま~す。
店内の小さな販売コーナー!
ギャラリーにて、小さな手作りだるまさん&籠入りだるまさんと押し花しおりセット販売中!