①背景塗りでは、生キャンバスの地色より少し濃いめにしてガラスの自然な透明感を求めた。
この段階でおよそ(水)7:(ポリマー樹脂)3程度の割合で溶いたニスを塗る。
この工程を終わりまでに多分今回は2回は行うと思う。こうすることでアクリル(水彩)の薄っぺらな空間を油彩同様に深みのあるものにできる。今回のように厚塗りはせずまた色彩も少なめで極力薄い重ね塗りの効果で進めると、紙に描時とは違い、生キャンバス(特に)地色に描くと単調になりがちなので注意したい。
②樹脂の重ねを効果的に繰り返すことで、樹脂層と色彩層のサンドイッチを作り出す。これがこの絵画の空間を作り出すための重要なだと考えています。
いわゆる油彩とテンペラ(混合技法)のような光の多重反射を狙いとすることはできませんが、
やはり色彩(顔料)という物質と透明な樹脂を重ねて層の厚みをえる効果は、そのまま描き重ねる色彩や、ナイフによる直接的な厚みとは違った神秘的な空間を作り出すこともあります。
水のみで描いてゆく「ものとその違いは一目瞭然です。
これが良いっとか悪いではなく言葉通りの意味です。
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